親方プロフィール

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(略歴)

昭和24年 新潟県西頸城郡(現糸魚川市)生まれ

昭和43年 横浜市の「斉藤和裁所」に入所。

昭和47年 4年の修行を終了(卒業証書取得)。半年のお礼奉公を経て横浜市にて独立開業
昭和53年 社団法人全国和裁連合会より師範の認定を受ける
昭和6
3年 横浜市より優秀技能者として表彰され、和裁師の認定を受ける。
平成11年 生まれ故郷、新潟県糸魚川市(上越地区)に移転。
平成19年 糸魚川市筒石地区の区長に就任。自主防災組織を立ちあげる。

店長と親方
親方より一言

昨今、「帯仕立て」については、呉服の販売員さんもお客様も何が良くて、悪いのか。ご理解されていない方が沢山おられるように思います。

その結果、「仕立て代金や納期」ばかりが優先されて「仕立ての技術」が、二の次、三の次になっているのが現実でございます。

価格破壊は、残念ながら技術破壊であり、日本特有の「和」の文化の破壊にもつながっています。

私どもの加工所へは、他で加工されたクレーム商品が、日々仕立て直しとして到着しています。検査して見ますと、見た目はもちろんですが、中身は目を覆うばかりでございます。

これでは、お金を出されたお客様が大変お気の毒でなりません。

価格だけで決めないで下さい。お客様が、技術の見抜いて心ある業者を選択して下さい。全国には、弊社だけでなく、お客様に満足いただく仕事をされる業者も沢山いますが、その逆も多く見かけられるのです。

販売店様はもちろんのこと、お客様には、ぜひ技術を大切にお客様の立場にたったお仕事をしている業者を選択されますようお願い致します。

このたびは、「プロは素人をだまさない」という信条のもと、日々精進をしてお客様に適正価格による高品質の技術を提供いたしたく、ホームページに掲載させて頂くことになりました。

ぜひ、一度ご覧になってご利用下さいますよう伏してお願い申し上げます。

追伸

夢結びについて

この帯は、私が、今から25年くらい前に考案した切らない軽装帯のことですが、その当時は、まだそのような帯が他にはなく、自分としては、夢のような帯結びとして、この名前を考えました。まだ35才意気盛んな頃でしたので、画期的ではないかと自負を持って、大手チェーン店の仕事を始めたばかりの私は、懸命に加工課の方々にお願いしたことを記憶しております。しかし、その当時は、着物ブームの中でほとんどの方が、自分で帯を締めるのが当たり前の時代でした。そんな帯は邪道と思われたのか、まったく、受け入れてもらえませんでした。

最近、この5、6年の間に、私と同じようなことを考えた方々によって作られた、切らない軽装帯が、徐々に広まってまいりました。これも時代の流れではないかと思っております。

自分が元祖などとは、けっしてもうしませんが、お客様のために付けやすい帯として懸命に考案したものの、当時は受け入れられなかった悔しさを思い出して、このたび一念発起してさらに改良した帯を実用新案登録させていただくことになりました。
小林 安廣

親方の仕事風景 芯とじ
親方の仕事風景 仕上げ
(店長から一言)

拝啓
みなさんこんにちは 店長の城戸です。
上の写真でも分かるようにいかにも頑固そうな風貌の親方ですが、技術へのこだわりと進取の気性を持った数少ない本物の職人さんだと私は思っています。

親方が、故郷の上越地区に移転される前に横浜にいらしたことで、20年位前から懇意にさせて頂いております。

略歴にも記載しましたが、帯仕立ての仕事の傍ら地元住民の為に区長を一期引き受けられて、自主防災組織を立ち上げ、新潟県では、唯一の防災モデル地区(全国では22地区)に育てあげた実績は、地区住民に高く評価されています。また、資源回収事業やコミュニティー事業の植樹(さくら、ツツジ、あじさい)などの立役者として地元地域に今も貢献されています。

このことは、帯の仕立てには、まったく関係のないことですが、その人となりをお伝えするために、余計なことだとは思いましたが、記載致しました。
                         敬具

親方の背に広がる日本海のパノラマ
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